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2018年9月25日火曜日

「僕にとってのJ-POPS」その9「起承転結」


たとえば、昔から言われている日本の歌には「起承転結」があり、物語があると!
もちろん僕ら製作者側はコード進行にもこれを反映させています。

この日本スタイルが好きなアーティストや楽曲プロデューサの方とも、タッグを組んで、さらに日本とインドネシアの素敵なパートナーシップを今まで以上に強くしたいと考えるようになりました。


この「起承転結」をどのようにメロディーに反映させているか?歌の雰囲気に反映させているかを考えて作られています。

上の写真は、2011年にハードロックカフェジャカルタでの、チャリティーコンサートで、「J-Rocks」が参加してくれた時の写真。この時は、「スランク<Slank>,ギギ<Gigi>」など他も参加してくれました。

歌う部分だけを考えれば、「起承結」かもしれませんが。

Bergandengan tangan (手をつなごう! ) アチェと東北の大震災を想い 

キーは「G」。
出だしの「A」メロは、IではなくIIm から始まり、問題提起的な意味合いがあります。
イントロのメジャー進行とは一見違う始まりになっています。

B」メロは、ではどうしよう?「どう思う?ではどうしよう?提案的な展開」

C」メロは、もちろんサビなので、共感できる人は、いっしょに歌おう、さらに誰かに共有してほしいという意味合いがあります。

間奏部分ですが、「手を繋いで頑張ろう!」とは言っても、個々人が、切実な問題に直面していて、外に目を向けられない余裕がない場合があります。

そんな中で、少しでも前向きになれそうな時があれば、それを手掛かりに、前向きに考えられるよう、考えて見ませんか?そんなプロセスが、描かれています。

また曲全体では、Gのコード進行から2度も転調しています。普通なら、1度ですが、GG♯→Aとなっています。

これもしっかり意味があり行われています。
みんな〜、大変だよね。いきなり大きくジャンプしなくてもいいよ。ちょっとづつ、自分のペースでいいから、上を向いて、頑張ろうよ。という意味が含まれているのです。

ささいなことかもしれませんが、このような製作者の意図があるのをわかっていただけたでしょうか?


わからずとも感じていただければ幸いです!

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